美並町について

美並町の地理

美並町は、岐阜県の奥美濃の呼ばれる郡上市の一番南に位置しています。
町の真ん中を清流「長良川」が流れており、岐阜の名峰「瓢ヶ岳」などの山々に囲まれた自然豊かなところです。
岐阜市までは車で約45分、高山市までは車で約1時間ほどかかります。

美並町の自然

美並町は、岐阜の名峰「瓢ヶ岳」などの山々に囲まれており、土地の約9割を山林で占めています。古くから育成林業が営まれており、当時植樹されたスギが現在、星宮神社社叢林(しゃそうりん)として残っています。星宮神社社叢林と隣接する美並ふるさと館に保存されている資料が、令和元年、林業遺産に選定されました。
美並町の中央部には、正解農業遺産に認定された清流「長良川」が流れており、夏には川遊びや釣りなどを楽しむことができます。長良川で獲れる鮎は「郡上鮎」として有名で、夏には釣り人で賑わいます。
また、美並町は各所に滝があり、特に釜ヶ滝や矢納の滝(矢納ヶ渕)は、森に囲まれており、真夏に涼を求めて訪れるには最適です。

美並町の伝統

古くから自然と共に生活してきた美並町では、様々な伝統が続いています。
山からの豊かな恵み(水・木材や薪炭・熊や猪などの獣肉・栃の実などの木の実・わらびやぜんまいなどの山菜)への感謝の念とそれをもたらしてくれる「山の神」へ供物を捧げる『山の講』や、かつて瓢ヶ岳に住んでいた鬼を藤原高光が退治したことにより始まった高賀山信仰による高賀山麓に鎮座する六社を巡回する『六社めぐり(六社一観音めぐり)』など。
また、美並町と所縁が深い円空上人と数多くの円空仏。
美並町には古くからの伝統が息づいています。

美並町の成り立ち

「美並村」は、昭和28年に成立した「町村合併促進法」に基づいて昭和29年11月1日に、「下川村」と「嵩田村」が合併し誕生しました。新村名は広く村民の公募により決定したものです。

「美並村」にはこんな意味が込められています

  • 2つの村は、長良川をはさんで細長く並行する地形であり、将来永久に美しく並びたい。
  • 郡上の南端に位置し、美並は南の意に通ずる。
  • 「美」は美濃の国の頭文字。

そして、平成16年3月、郡上郡の7町村が合併し『郡上市』となり「美並町」として新たなスタートを切りました。